2010年12月22日水曜日

nPOPuk 2.16をwillcom03に入れてみた

nPOPというのはWindows CE用のメールソフトで、willcom03でよく使うソフトのひとつだ。
僕がはじめてこれをインストールしたのはカシオペアのA-60だから、もう10年近くつかっていることになる。

で、nPOPukというのは英でつくられたnPOPのバリエーションのひとつで、その特徴はSSLの機能をプログラム本体に内包していることと、メールのプレビュー画面があることなどとなっている。
本家のnPOPは2010年4月に最新版がリリースされているが、このnPOPukもつい先日新しい2.16というバージョンがリリースされた。

スマートフォン全盛のいま、高速回線で常時ネット接続可能なことを前提に作られたアプリケーションが多いなか、回線速度や接続時間、メモリなどの端末のリソースなどが限られていた時代にうまれたソフトだけに、端末への負荷が非常に少なくなるように作られていて、旅行などでしばらくPCからメールサーバにアクセスできないときなどでも、PC用のメールアカウントを不安なくチェックできるのはありがたい。
スパムや急を要しないメールはあらかじめフィルタを設定しておけばダウンロードしなくてよいし、見たいメールに大きな添付ファイルがついていても部分的に本文だけ見ることもできる。
willcom03もスマートフォンの端くれだけれど、決して速いとはいえないPHS回線では、数百KBを越すような添付ファイルは余程大事なものでなければわざわざダウンロードして見る気はしないわけで、そういうものをあらかじめ選別した上でダウンロードできるというのはうれしい。

そして、本家ともども、WindowsCE2.0からWindowsMobile6.xまで幅広く対応しているあたりが、これまた素晴しい。
SSLでの通信も可能なので、カシオペアやモバギIIのような古いマシンでもGmailにアクセスしてメールの読み書きができるわけだ。

きっと来年はさらにスマートフォンが台頭してくるだろうし、WindowsMobileもWindows Phone 7となり、これまで延々と続いてきたWindowsCEの流れとは決別してしまうが、このnPOPのような最先端からはだいぶ離れたところにある古いマシンで無理なく使えるソフトも、なるべく長く残っていてもらいたい。

なんせ、先日W-SIMを新しく仕入れたから、まだ2年はwillcom03を使っていくつもりだし。

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