2010年12月26日日曜日

(ミニ)鉄道模型運転セット+動力ユニット2

Nゲージ鉄道模型のTOMIXが出している、いちばん安くて小さなセットである「(ミニ)鉄道模型運転セット」というのを購入した。

半径140mmのカーブと140mmの直線二本の線路とパワーパックのセットで44cm x 30cmの小判形の小さくて簡単な線路が組める。

このセットを買ったのは、この11月の末に出たバンダイ製の動力ユニット2を使って京急1000形のBトレを動かしてみたいと思ったからだ。

このバンダイ製の動力ユニットが出るまででも、KATO製のユニットと台車をつかってBトレを走らせる方法があったのだけど、その方法だとBトレの大ぶりな台車をKATOの小さな台車に取り替えなければならないのが嫌なので躊躇していた。Bトレの台車はデカすぎてバランスが悪いと言う人もいるみたいだけど、僕はこの寸詰まりのモデルにはこのデカい台車が似合ってると思ってるのだ。
こんど出たバンダイ純正の動力ユニットなら、Bトレにオリジナルでついている台車レリーフがそのまま使うことが出来る。

で、さっそく京急1000形に動力ユニットと走行台車を組み込んでみたのがこれ。

ところで、動力ユニット2の説明には、「標準最小通過曲線は、半径216mmとなります。」と書いてある。
その後、セットの140mmの曲線でも通過できることがわかったが、TOMIXのミニカーブとかスーパーミニカーブを使うことが多いと思われるBトレのレイアウトで216mmが最小と言われると困ってしまうよなぁ。

さて、動力ユニットを組み込んで、いざ走らせようとしたところが、どうもうまく走らない…。
動力ユニットは動力の効いている台車と付随台車の2つで構成されているのだけど、動力台車が進行方向の前側になっているときはすんなり走るものの、逆に動力台車が後ろ側になっているとどうも走りが悪い。

動力台車が前側のときは、4両連結にすると、カーブに差し掛かるやグググ…とモーターがうなるだけで止まってしまい、抵抗が大きすぎるようでカーブを通過できない。

動力台車後ろ側では動力ユニット単独でも、かなり電圧をあげないと走り出さず、かなり電圧を上げたときにいわゆるダッシュ!な状態で走り出すという状態。
他の車両を連結するとダッシュもかけられずにスタート出来ない感じ。

原因として考えたのは、
・走行部の抵抗が多すぎる
・伝達部の抵抗が多すぎる
・動力ユニット車のウエイトが軽すぎる
など。

まず走行部の抵抗だけど、動力ユニットの片方の付随台車の軸受けは車軸を受ける部分がU字型の銅板に軸が嵌る形になっているため、どう考えてもこの部分にかかる抵抗は通常のNゲージ台車のピボット軸受けに比べるとはるかに大きそうだ。
とりあえず、この部分に556を流し込む。

つぎに動力ユニットの動力台車、付随台車の両方とも指で左右に回してみると、どうも引っかかりがあるようだ。
台車レリーフの中央部分が車両の床下に当たって、回転を妨害しているっぽい。
これではカーブに差し掛かった時点で大きな抵抗となってしまう。

ということで、台車レリーフの中央部分の上部を1mm程度カッターで切り取り、台車と床の接触を無くした。

左が台車レリーフがそのままのもの(付随車両の台車)。右が動力ユニットの動力台車。台車レリーフの中央上部を少しだけ切り取ってある。

つぎに伝達部の抵抗対策には、動力台車のプラスチック歯車にも556を流し込んでみる。

ここまでやって、状況はかなり改善された。

動力台車が進行方向後ろ側のときにややダッシュ気味になってしまうのはなおってないけれど、とりあえず4両編成で両方向で走行可能になった。
前後方向で走行の状態が異なるのは、ウエイトの不足なのかウエイトのバランスが悪いのか、もうちょっと試行錯誤が必要な感じがする。

ただ、ちゃぶ台の上に敷いたレールの、非常に微妙な高低差でも走行に結構大きな影響が出ているので、立体交差を越えるような勾配はまずクリア出来そうに無い。

これは僕の手に入れた動力ユニットがハズレだったということなのか、それともこの製品に共通のことなのか、それはもう少し情報を集めたり、複数台購入してみたりしないと分からないなぁ。

とりあえず、今後この京急編成を活かしたレイアウトを考えていく予定。

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