2011年3月3日木曜日

Windows MobileのDroppedBoxxを使ってみる

昨日のデータ同期ネタの続き。

いままでもDroppedBoxxというWindowsMobileのDropBoxクライアントを利用していたのだけど、今まで使っていたのはバージョン0.7.1という古いもので、このバージョンまではフリーで出回っている。

で、同期を考える流れの中で調べてみると、今の最新バージョン1.4だと有料ではあるけれどフォルダ単位でのファイルの同期が可能ということだったので、Handangoで購入して使ってみた。

細かい修正などはたくさん入っているのだろうけど、この2つのバージョン間での基本的な機能の差というのは、そのフォルダ同期の機能ぐらいのようである。

しかし、その差は非常に大きいと感じた。フォルダ同期があるのとないのとでは、全く利用感覚が違っていると言っていいと思う。

無料版でも実装されている個別のファイルのダウンロード/アップロードもそれなりに便利だったが、その場合のDropBoxの位置づけというのは、PCから03へのファイル受け渡しのための一時ファイル置き場というかワイヤレスのUSBメモリかというような感じで、DropBoxの本来のクラウドストレージというのとはかけ離れていた。

有料版のフォルダ同期機能も「クラウド」というのにはちょっと遠いが、アップロード/ダウンロードするファイルをそのたびに個別指定しなければならない無料版の動作とは違い、予め同期フォルダを登録しておけるため、アプリ起動→同期開始、というシンプルな動作でファイルのやりとりが出来てずっと手軽だ。

で、いろいろな利用の形を試してみたのだけど、そのなかで大きな問題が発覚した。

それは、同期の際にマルチバイトのファイル名のファイルが同期できないというものだ。

実はメモ用のアプリであるTomboのデータを同期できないかと、03のTomboのデータフォルダを同期させてみたところ、DropBoxにアップされたファイル数が異常に少ない。
Tomboではメモのタイトルをファイル名にするように設定していたため日本語ファイル名のファイルが多数あったのだけど、それらがことごとくアップされない。

そしてさらに(同期だからあたりまえだが)再度同期を取るとアップされなかったファイルが手元の03からも次々と削除されてしまうという悲劇。
こんなこともあろうかとバックアップしてあったので実害はなかったけど、日本語ファイル名についてはしっかり意識しておかないとまずい。

…というわけで、03とWindowsデスクトップとLinuxのノートでTomboを使ったメモの共有という野望は儚く潰えてしまったが、それはそれでまた別の方法を考えようと思う。

とはいえDroppedBoxxのフォルダ同期機能がかなり便利なのは間違いないわけで、DropBoxを利用している人なら$2.5はそんなに高くないと思いますよ。


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